カンブリア宮殿で、素人でもパン屋さんを開業できる5日の研修コースを推し進めている社長が紹介されていました。
その方は、高校卒業後にパン職人として勤務し、独立してから成功、その成功をもとにより多くの人に成功してもらおうと、そのノウハウを5日間の研修に詰め込んだのです。

印象的だったのは、「パン職人は経営者にならなければならない」という言葉。経営を突き詰めると、メニューを絞り込んで、売れ筋をしっかりと売る。それも健康を意識した無添加パン。彼の研修を受けて開業したパン屋さんは全国津々浦々にあり、どれも繁盛しているようです。しかも立地が悪いところも多いし、基本的に田舎。マーケットサイズは小さくても、しっかりと地域に密着するパン屋さんになるのです。

どの業界もそうですが、中小企業には職人気質の社長多いのは事実。もちろん社長自らが実務家として事業をスタートしているケースが多いので、当然といえば当然です。そしてそれが悪いわけではありません。

ただ重要なのは経営者感覚を持つこと。
パンにこだわるのはよいですが、何種類もあって結局ロス(廃棄)がたくさんでて儲からないようでは、だれも幸せになりません。「おいしいパンを作ってるのになぁ」と言いながら、会社をたたむことになるでしょう。

経営者感覚を持つということは、数値に強くなることだと私は思います。
すべて数値に落とし込んで意思決定をすること。
だから財務諸表分析なんか朝飯前でなければ困るわけです。
まぁそこまでいかなくても、エクセルでシミュレーションをする資料を作ったり、キャッシュフローを考えて経営したりと、全てにおいて実務的である必要があります。
それも一つのスキル。経営管理スキルとでもいうものですね。

事務作業一つとってもスキルです。能力によって、スピードも正確性も大きな差が出ます。

経営者としての質を高めていきたいものです。